ドラマ:深夜食堂より「自分が本気で惚れた女、安く見るもんじゃないよ」
ドラマ深夜食堂、パート1。第7話。「タマゴサンドイッチ」の回から
「自分が本気で惚れた女、安く見るもんじゃないよ」
つい我々は振られた相手を悪く言う。
きっと、自分を守るために「相手は悪いヤツだったのさ!」ということにしてみた人は少なくないだろう。
相手を「悪い」って結論付けることで、自分を慰める。「別れて良かった相手だったのだ!」と。それは事実か?”あんなに好きだったくせに?”
別れた原因がどちらかにあったにしても、やはりこの言葉の通り、相手と自分に誇りを持っていいのだろう。良い/悪いという価値観は人によって違うが、すくなくとも、相手を悪く言うより、互いを誇りに思ったほうが、精神衛生上健康的だ。
相手を悪く言うことは、自分も卑下することになる。そんな人を愛したわけだから。「あのひとを愛した自分と、あのひとを誇りに思おう」という考えを諭すのが、この言葉なんだと思う。(たぶん)
ドラマを見ていて、そう自分に言い聞かせても悪くないと思えた。どうーーーーー180度見方を変えても極悪人だったとしても、「自分が好きになるくらい魅力的だった」。そう思い込んでみるのも悪くないと思えた。
世界中の人間が彼を非難しても、私は彼のことが好きだった。
(ドラマを観て作りたくなったサンドイッチ)